下着泥棒された
私は洗濯ばさみが円上に連なる洗濯物干し(ってなんて言うの)の外側のはさみでバスタオルを筒状につるし、作ったトンネルの内側のはさみで下着をつるす。外から下着が見えないようにして干している。
だいたいは屋内に干すのだが、天気がすこぶるよかったので機嫌良く外に干した。
外から見えないし。
部屋は2階だし、通りに面してはいないけど、歩行者からベランダはスコンと見えるし。
夜中寝る前に取り込むと、バスタオルのトンネルの中が空洞だった。
バスタオルだけ干すときは、ハンガーに折りたたんで干すので(乾きは悪いがかさばらない方をとる)あれ、と思ったけど、自分のことを信用していない私は、そういう干し方もするかもしれない、と、下着がないとはすぐにはピンと来なかった。
下着泥棒されたのは初めての体験なので思いつくリストになかった。
タンスの下着を数えて足りないので、自分の記憶と習慣を信じて、夜中だったけど警察と大家さんに電話。
大家さんは迷ったけど、同じ建物内の人で経験ある人がいるか聞きたかったし、注意を促したいのと、一応下着の落とし物がないか確認のため。なかった。
だいたい30分後、交番付きのおまわりさん2人、その後刑事課1人、鑑識1人。
◎聞かれたこと
・干していた時間帯を正確に
・取られた下着の数、特徴
・下着の時価(!)
・干していた場所を正確に
・部屋の間取り(ベランダとつながらない寝室やトイレ、お風呂もみられた。)
◎雑談内容
・ネットで購入した下着なので、購入履歴をたどれば具体的商品を教えられますけど?
→既製品なので、その情報があっても特定できないから必要ないとのこと。
(ならなんで私はサイズまで詳細に教えなくてはならなかったのか不明)
・なぜ時価?
→事件の規模の表現のため(「時価総額○○円の窃盗」など)とか言われたけど、つまるところ書類に記載欄があるから。
・被害届ってどのくらい保管されるの?
→警察に保管されるから交番の人は知らないって。
その後鑑識のひとがベランダで証拠採取したけどあまり期待できないみたい。
ベランダからと外から確認。
その後被害届をだす。積極的な捜査はせず、今後別で捕まった人の証言や証拠として私の被害届と重なる部分が出てこないと、どうにもならないようだ。
所要時間2時間くらいかな。
取られたのもいやだし、気に入っている部屋なのに気持ちが悪い。でもやっぱり警察とのコミュニケーションがストレス大きかったな。
自分の下着の特徴を知らない男の人たちに話すのもそうだけど、自分の下着の時価を自分で決めないといけなくて、その意味が全く不明だった。
最後に、刑事さんに下着はなるべく外に干してくださいってわかりきったアドバイスもいただきました。
勝手に敷地に入られて、勝手にさわり、勝手に下着を持って行かれて、でも大家さんに申し訳ない気持ちになって、警察の対応して時間を使って、新しい下着も買わなきゃいけない。洗濯物も気持ち悪いから洗い直した。
私の場合旦那さんも一緒に対応してくれて助かったけど、1人ですんでたらと思うと、夜中に警察呼ぶのもためらったと思う。
犯人今なにやってるのかなあ。